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何かと気が散りやすい子どもにとって、集中して勉強し続けるのはかなり難しいことと言えます。
(大人でも同じですよね。)
ちゃんと勉強してほしいけど、何か良い方法はないかとお悩みの方も多いでしょう。
そこでこの記事では、子どもが集中して勉強を続けられるコツについて解説いたします。
よろしければご一読いただき、ご家庭でも取り入れていただければ幸いです。
まずは、集中して勉強を続けるための流れを4つのステップにしてみました。
1、気が散るものや気になるものを視界から隠す
2、勉強する内容を書き出して、時間割を作る
3、一定時間が経ったら休憩する
4、夜はしっかり寝る
簡単に書くと以上の4ステップとなります。
次から順に解説いたします。
ただ、これらを行うにあたり前提条件として、【保護者様はできるだけ手伝ったり口を挟んだりしないで見守るようにする】ということをお伝えしたいと思います。
最初は慣れていないので、部分的に手伝ってあげるのは良いことだと思います。
しかし早い段階から子ども自身で準備ができるようにしていきましょう。
理由としては、主体性や責任感を持ってもらいたいという事が挙げられます。
手伝って予定を決めていては、結局「親が決めた事だから」となって甘えが出てしまいます。
また、勉強に至る準備などもやってしまうと、「毎回、親が準備した後じゃないと勉強できない」ということになりかねません。
もちろん最初はわからないと思うので手伝ってあげて、段取りの方法など教えてあげるのが良いと思います。
回数を重ねるごとに、少しずつ手をかけないようにして見守るのみにしていきましょう。
まずは学習環境を整えるところから始めましょう。
集中を妨げるものとして代表的なのは、
など。
これらはすぐ始められて、しかも長時間取り組んでしまうものの代表です。
勉強中は視界に入らないようにするべきです。
勉強机の上はもちろん、可能であれば別の部屋に置くようにしましょう。
もちろんマンガやおもちゃなどを全て移動させるのは大変ですから、その場合は勉強部屋自体を変えてしまうのが良いと思います。
また、ご家族の生活音などが聞こえすぎるのも気が散る原因の1つとなります。
こうした「音声」に関することは気が散りやすいものです。
ある程度は仕方ありませんが、子どもが勉強している間は周りも気を付けてあげるほうがいいと思います。
ちなみに、マンガやゲームなどを否定しているわけではありませんので悪しからず。
これらから学べることも多く、人生を豊かにしてくれるものだからです。
ただ「勉強する」と決めたのでしたら、その間は気にならないようにする工夫は必要ですね。
学習環境が整ったら、次は勉強する教科、科目や内容を紙などに書き出して確認するようにしましょう。
漠然と「たくさん勉強する」と考えていても、実際は何をするのかが決まっていなければうまくいきません。
たくさんありすぎて頭の中が混乱している状態では、「あれこれ手をつけた結果どれもできていない」ということも。
それに、「たくさん」と思っていても、書き出してみたら案外少なかったというのはよくある話です。
まずは何をするのかを明確にする。
そしたらその後、どのくらいの時間(またはページ数などの量)をこなすのかを決めていくのです。
おすすめは学校と同じように時間割にすること。
これなら普段やっていて慣れているので考えやすいと思います。
今日やることを目に見える形にして、明確にしてみてください。
ある程度勉強したら、休憩をとるようにしましょう。
大人でも同じですが、どんなに集中力のある人でも、長時間取り組み続けるとミスが出るものです。
まして勉強するということは「脳を働かせ続ける」ということですから、どこかで休まないと脳がパンクしてしまいます。
目安としては45〜60分で10〜15分休憩するという感じ。
もしくは学校の授業時間に合わせると、感覚的にわかりやすいかもしれませんね。
休憩の際は水分補給をしたり、軽く運動(ストレッチ)などをすると効果的。
首や肩が凝っていると思いますので、そこをほぐすようにしてみてください。
また、休憩中は休憩に集中するように。
先が気になるからテキストを進めてみようとか、ちょっとだけゲームしようというのはオススメしません。
テキストを進めていくと脳の疲労が抜けませんし、ゲームをしてしまうと完全に集中力を無くしてしまいます。
「休む時は休む」を実行しましょう。
その日の学習が終わったら、夜はきちんと寝るようにしてください。
睡眠をとることで記憶が定着すると言われていますし、もちろん脳や体の疲労が回復するからです。
勉強時間が長かった反動で、寝る前にスマホをずっと触っている・・・といった事にならないようご注意ください。
この記事では子どもが集中して勉強を続けられるコツについて、4つのステップを解説いたしました。
最初は難しいと思いますので、保護者様が協力して考えてあげてください。
そして少しずつ子どもが自分でできるように、手を離していきましょう。
途中で何か声をかけたくなることと思いますが、そこは極力我慢。
自己解決できるようになるのを期待して、見守ってあげてくださいね。
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