Blog
同時に色々なことをできたなら、無駄なく時間を使えてお得な感じがしますよね。
特に勉強に多くの時間を割いている学生の皆さんの場合は、テレビや動画の視聴、好きな音楽を聴くなどを「勉強しながら」同時にできれば嬉しいはず。
しかし、勉強をする時は勉強という1つのことに集中する方がいいんです。
この記事では、やることは1つに絞り、マルチタスクは止める方がいい理由を5つ挙げてみました。
もし色々なことを同時に行いたいと考えているのであれば、ご一読いただければと思います。
まずはマルチタスクの説明からです。
マルチ(mulch)は複数を意味する言葉。
タスク(task)とは、何かしらの課題や仕事を指します。
つまりマルチタスクとは、「複数の課題、仕事」を同時進行させることを言います。
元々ビジネス関連の用語として知られるようになりました。
これを勉強が本文の学生さんに置き換えると、「複数の科目、教科を同時進行させる」といった感じでしょうか。
このマルチタスクを止める方がいいと考える5つの理由は以下の通りです。
次から、これらの理由を解説していきます。
マルチタスクを行うと、集中力が下がってしまいます。
というより、人間は2つ以上のことに同時集中することはできません。
例えば「全力で100m走をしながら数学の試験を解いていく」、なんてことはできませんよね。
これは体と頭という別々の部分を使った極端な例ですが、頭を使う事だけだとしても「数学と国語の試験を同時にこなす」「英語のリスニングと漢字の書き取りを同時に行う」なんてこともできないでしょう。
もし自分はできる!という人でも、それは同時にやっているつもりで、実はそれぞれ別々に順番に行っているだけなのです。
それぞれのタスクについて集中力が下がり、全部の出来が悪くなってしまうでしょう。
上記の通り、マルチタスクはそれぞれ別々に順番に行っているだけなのですが、その度に脳の切り替えを行うことになります。
脳の切り替えを頻繁に行うと、当然脳が疲労してきます。
すると自分でも気づかないうちに脳が疲れていて、さらに集中力が続かなくなってしまいます。
マルチタスクは脳が疲労しやすいのでやめておく方がいいでしょう。
集中力が下がって、しかも脳が疲れやすくなる。
するとどうなるかというと、普段は簡単にできることに時間がかかってしまい、結果的に時間を無駄にすることにつながります。
どのタスクも中途半端になり、生産性が下がるので、良い結果を得にくくなるのは明白です。
時間は有限だとわかっているからこそマルチタスクを行っているはず。
ですから、結果的に時間が無くなるような行動は避けるべきでしょう。
マルチタスクを行うと、脳は休むことなくフル回転する状態になります。
何か新しいアイデアが生まれる時というのは、脳に余裕のある状態が多いです。
ぼーっとしていたり、お風呂に入っていたりなど、リラックスしているときなどですね。
脳がフル回転する状態では、想像力を発揮して新しいことを思いつくのが難しくなるでしょう。
マルチタスクをこなしていると、上記1〜4のようなことが起こります。
自分は全力を出しているはずなのに、なぜか上手くいかない。
疲労だけが蓄積して、時間は流れていく。
こうした状態はストレスを溜める原因となります。
ストレスでいっぱいになると、さらに脳が疲弊したり体調を崩したり、人間関係にも影響が出ることも。
勉強でも他のことでも、ストレスを溜めないようにするのが大切です。
ストレスが溜まる原因になるマルチタスクはしない方がいいでしょう。
この記事ではマルチタスクは止めておく方がいい理由を5つ挙げてみました。
できれば同時に色々なことをこなせる方が効率的ですし、そのほうが「できる人」っぽくて格好いいと思います。
しかし当記事で書いてきたように、マルチタスクはあまり良い事はありません。
やることは1つに絞り、集中して取り組むことをおすすめします。
この記事がお役に立てていれば幸いです。
関連記事:「走り続けてはだめ!息抜きが大切な2つの理由【詰め込み学習について】」
関連記事:「効率の悪い学習方法を知って、大切な時間を無駄にしないようにしよう!」