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読書感想文は、夏休みの宿題で苦手なものの代表でしょう。
得意な子どもはあっという間に書いてしまいますが、苦手な子は本当に終わらないですよね。
苦手なのが本人もわかっているのでなかなか手をつけず、夏休みが終わるギリギリになって慌てる・・・なんてこともあるのではないでしょうか。
この記事では読書感想文のための本の選び方について、小学生を対象とした解説をいたします。
毎年の休みの時期に、読書感想文で頭を悩ませている保護者様はぜひご一読ください。
読書感想文とは、本を読んで思った事を文章にすることです。
面白かった・感動した・腹が立ったなど、いろいろな感想・感情を表現することが目的。
ですので、まずは本人の読解力に合わせた本選びが大切です。
読解力に合わせるというのは、例えば
などや、文章が口語(話し言葉)で書かれているかなども関係してきます。
普段からよく本を読んでいるならある程度どんな本でも対応できるかもしれませんが、そうでなければ易しめの本を選ぶ方がいいかもしれません。
もし課題図書が指定されていて、読書感想文はその中から選んだ本でないといけない場合でも、本人の読解力に合わせると言った基本的な考え方は同じです。
またその際、「小学〇年生向け」などの目安が書かれていると思いますが、これはあくまで目安。
仮にお子様が4年生で本が3年生向けだったとしても、何も悪いことはないのです。
それよりも、普段本を読む習慣がないのにも関わらず、背伸びして5年生向けを選んだり、大丈夫だろうと4年生(同学年)向けの本を選んでしまうと後々苦労します。
当たり前ですが、読書感想文を書くにはまず「本を読み終える」ことになります。
読むこと自体につまづいていては、スタートラインにすら立てないことになりかねません。
まずは自分に合ったレベル感の本を選ぶことに注力しましょう。
課題図書で合っても自由図書であっても、子ども自身が興味のあるジャンルから選ぶことが鉄則です。
先と同じですが、格好つけて難しそうな本や興味がない本を選んでしまうと大変ですよ。
スポーツが好きならスポーツが題材のものを、ロボットやSFが好きならそういった方向性の本を選ぶ方が良いでしょう。
興味を持って読んだ本なら自然な感想が出てきますし、その後読書好きになるかもしれません。
昨今ではインターネットで本が購入できますが、本を選ぶ際はできれば本屋さんへ足を運んでみてください。
インターネットだとどうしても画面に写っている本かそれに関連する本、または自分の頭の中にある言葉で検索した本しか確認できません。
本屋さんでは、それぞれのジャンルごとに分けられた本棚があったり、本屋さんが決めたテーマに合った本が1箇所に集まっていたりします。
同じジャンルの本が目の前にたくさんあるので、その中から気になったものを選ぶようにすると、多くの選択肢から選んだ感じで楽しくなります。
ちなみにこれは図書館でも同じことが言えます。
気になる本があっても封がしてあったり、中身が読めなくなっているものがある場合も。
そういう時は、スマホなどを使ってインターネットであらすじを読んでみるのも1つの手です。
ざっくりと内容が分かれば、興味が出るかどうかを判断する材料になるはずです。
子どもが選んだ本に「ダメ出し」してしまうことは避けましょう。
上記のような手順で、自分自身で選んだ本です。
そこに大人ならではの理由でダメ出ししてしまうと、また1からやり直しになります。
「こっちの方が勉強になるから」「これなら簡単だから」などの理由で大人が選んでいると、本への興味が湧きません。
また、「やっぱり自分では選べないんだ」という自己否定にもつながりかねません。
どうしても否定(というより、選び直し)したい場合は、例えば
などといったものです。
これらを選んだ場合に限り、やんわりと否定する方が良いでしょう。
とはいえ、子どもが自分ではどうしても選べないことがあるかもしれません。
その場合、まだ日にちがあるなら一度日を改めて出直すのもいいと思います。
(またはお店を変えてみる。)
選択というのはその日の気分で変わるものですから、今日はダメでも明日来てみればすんなり決まる可能性もあります。
日にちがあまり無い場合は、興味がありそうな本を保護者様が4〜5冊程度ピックアップしてあげて、その中から選んでもらうと良いでしょう。
本屋さんにいると選択肢が多すぎて選べないだけかもしれませんね。
または、内容より表紙やタイトルを「ぱっと見」した印象で選ぶのもアリです。
直感に従って選ぶのも、案外良い結果を生むことが多いからです。
この記事では読書感想文を書く際の本の選び方について解説してきました。
本は基本的に子どもが興味のあるジャンルから、本屋さん(または図書館)で選ぶようにすると良いでしょう。
大人はダメ出しせずに受け入れてあげてください。
読書感想文は、実は本選びが最重要と言っても過言ではありません。
本さえ自分にぴったりなものが選べたら、意外にすんなり書き上げられるものなのです。
時間をとって、一緒に選んであげてください。
この記事が、読書感想文の本選びのお役に立てていれば幸いです。
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