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子どもが成長していく際、親からかけてもらう言葉がとても重要なのは言うまでもありません。
全てがそうだとは言い切れませんが、良い言葉をたくさんかければポジティブな性格に、良くない言葉をたくさんかければネガティブな性格に成長することがあるようです。
この記事では、親が子どもにかけないほうがいい言葉を3つピックアップしました。
もし、いつもこれらの言葉をかけているようならば、少し再考していただくキッカケになればと思います。
本記事でピックアップした言葉は以下の3つです。
この3つです。
次から順番に解説していきますね。
なお、記事では子どもへの言葉として書いていますが、子どもに使いたくない言葉というのは大人相手でも同じです。
よろしければ、その辺りも考えつつお読みいただければ嬉しいです。
親から子どもにかけない方がいい言葉の代表は、何といっても誰かと比較するものでしょう。
誰かというのは、例えばお兄ちゃんお姉ちゃん(場合によっては年下のきょうだいも)や、良く遊んだり一緒に勉強したりする同級生、もしくは親自身が子どもの頃との比較です。
「自分はその人に比べてできない子なんだ」というネガディブな考えを持つのと同時に、比較された人への嫌な気持ちも持ってしまいます。
「〇〇がいるから自分と比べられる→〇〇のことが嫌いだ」という思考に陥りやすく、自分と共にその相手も嫌いになってしまいます。
きょうだい関係、友達関係も悪化し、人付き合いが苦手な人物に成長してしまうかもしれません。
その相手と比べることで自分の子どもにハッパをかけ、対抗心を出させるのが目的にかもしれませんが、あまり良い結果にならないことが多いです。
どうしても誰かとの比較をしたいなら、子ども自身の過去と現在を比べるようにするのが良いと思います。
「あの時はできていた。だからきっと今もできるはずだ。」こういう内容なら、比較してもプラスに働くことが期待できますね。
人間には「あまのじゃく」な部分がありますよね。
あれをしろこれをしろと言われると、抵抗してやりたくなくなってしまうのです。
特に多いのが「勉強しなさい」という言葉。
今の学校生活と共に将来を心配する親ならではの言葉ですが、子どもにとっては逆効果になりがちです。
それよりも、子ども自身が自分から進んでやりたいと思えるように改善できればベストです。
また、例えば、野球部の先輩がすごいスター選手で尊敬しているのであれば、その先輩からの指示を喜んで受け入れるでしょう。
大人の例であれば、会社に素晴らしい人格者の上司がいれば、その人からの指示を受けても嫌な気分はしないはず。
このように、尊敬できる人物が近くにいれば、どうしても「〇〇しなさい」という時にその人から声かけをしてもらう方法もありますね。
子どもは親からの再三の忠告を聞かずに行動し、忠告通りに失敗してしまうものですよね。
そんな時、どうしても「だから(やめときなさいと)言ったのに」と口にしてしまうものです。
本当にその通りなのですが、子どもからすると失敗して落ち込んでいるところを、さらに親からの言葉で追い打ちをうける感じに・・・。
落胆に次ぐ落胆で気分も滅入り、自信を失ってしまうでしょう。
ここはそう言いたいところをグッと我慢して、「失敗しても大丈夫大丈夫」と声かけしてあげましょう。
失敗を恐れて行動できなくなるのではなく、失敗を恐れず行動する子どもに成長していくことにつながります。
とはいえ、本当に危険なことにつながりそうな場合はさせないようにするなど、ケースバイケースで声かけをするようにしましょう。
この記事では、子どもにかけない方がよい言葉を3つピックアップして解説してきました。
いずれの言葉も、子どもの持つ自尊心を損なうことにつながるものばかりです。
自尊心は小さな子どもでも持っているもの。
子どもの持つ自尊心をを無くすような声かけは、できるだけ減らしたいものです。
そういった言葉はここで紹介したもの以外にもたくさんありますよね。
どうしても言ってしまう場合がありますが、できるだけ自尊心を満たせる言葉を選ぶようにしてあげてくださいね。
参考記事:「親から子どもにかけたい言葉を知って、承認欲求を満たしてあげよう!」
参考記事:「【メンタルケアが大事】不登校の子どもには家庭教師が適任である理由」