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コーヒーなどに含まれる成分の「カフェイン」ですが、これには眠気を覚ます効果があるとされています。
大人であれば「眠たくなってきたし、ちょっとコーヒーでも飲んでスッキリするか」とカフェインの含有を気にせず摂取していると思いますが、これって子どもでも大丈夫なのでしょうか。
この記事は「子どもがカフェインを摂っても大丈夫か?」ということについて書いています。
勉強中に眠たくなったときにカフェインを摂ろうか(子どもに摂らせようか)どうか迷っているのなら、ぜひお読みください。
結論から言うと、子どもにはカフェイン摂取をおすすめしません。
まずカフェインの効果についてですが、主に次のようなものが挙げられます。
これらの中で本記事では「眠気覚まし(覚醒作用)」に焦点を当てて解説していきます。
当たり前ですが、大人に比べ子どもは体が小さいです。
高校生くらいになると成人と遜色ない体格になってきますが、それでも個人差があります。
実は体が小さい人ほど、カフェインの影響を受けやすいのです。
理由は、外見のサイズは内臓のサイズにも関係し、肝臓や腎臓などで異物(この場合のカフェイン)を分解するための力が弱いからです。
ですので、基本的に小学生のあいだはカフェインを取らない方がいいですし、中学生以上でも体が小さい場合はあまりおすすめしません。
また、まれに同学年の子より体格の大きな子どももいますが、体が「カフェイン慣れ」していない以上、あまり積極的に摂取するのは控えた方がいいでしょう。
実はカフェインの摂取を制限する法律やルールというのは特にありません。
厚生労働省のHPにカフェインについての記載はありますが、そこにも「妊婦に対しコーヒーは1日3〜4杯までを推奨」という内容です。
(子どもへの内容ではないという意味です。)
同サイト内には2010年に、カナダ保健省からカフェインについて注意喚起がされていることが以下のように記載されています。
カナダのことが例になっていますが、日本においてもこれらの数字は参考になると思います。
ちなみに、コーヒー1杯のカフェイン目安は100mlで60mg程度です。
カフェインの含有というとコーヒーがよく知られていますが、実は他の飲食物にも含まれています。
先ほどのカナダ保健省の例にはコーラが参考として書かれていましたね。
他にも、紅茶、緑茶、チョコレートなどは普段から摂取する機会が多いのではないでしょうか。
それと、栄養ドリンク、エナジードリンク、眠気覚まし用のドリンクなどは特に含有量が多いとされています。
全部避けることは難しいですし、あまり気にしすぎるのもストレスになります。
「コーヒーだけを避けていればカフェインを取らずに済むわけではない」ということを覚えておくくらいがいいですね。
この記事では、「子どもでもカフェインを摂って大丈夫なのかどうか」について解説してきました。
結論は、子どもはできるだけカフェインを摂取しない方が良いという事になります。
もし眠気を覚ましたいという理由でカフェインを摂るのであれば、「そもそも眠たくならないように気をつける」のを意識するようにしてください。
などの対策をしましょう。
本記事がカフェイン摂取について悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
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