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不登校の原因となるものは人それぞれですが、実際に不登校になった後に起こる「あるある」は共通するものがあるようです。
この記事では、今まさに我が子が不登校である親御さんも、過去に不登校の子どもを持っていた親御さんも、共感できるであろう「あるあるネタ」を10個挙げてみました。
不登校児童を子どもに持つ親御さんは、皆さんだいたい同じような経験をしているのかもしれません。
本記事を読んで共感していただければ、少しは気が楽になるかと思います。
よければ最後まで目を通してみてくださいね。
早速ですが、不登校児童の「あるある」10選を列挙いたします。
これらについて、1つずつ順番に見ていきましょう。
不登校の最初の段階から起こる行動です。
今までは朝しっかり起きていたのに、だんだんと起きられなくなってきます。
最初の頃(不登校になる前)は「ちょっと寝坊してしまったんだな」で済んでいたのが、そのうち起きてこないのが定番になり、いつの間にか朝の反応が全くなくなります。
すでに不登校になってある程度経っているのであれば、夜中に起きていることが原因で昼夜逆転し、余計に朝起きられない状態になっていることも考えられます。
ただし、実際に起立性調節障害や睡眠障害などの病気を患っている場合もあります。
もちろんその場合は適切な治療が必要になるでしょう。
病気が原因で朝起きないというのであれば、回復すると不登校も解消されるケースもあるようです。
不登校児童は歯磨きや入浴をせずいられるようになることがあるみたいです。
同じ理由で一日中着替えないということも。
家から一歩も出ないのであれば、着替えや入浴に関しては多少多めに見てもいいと思います。
ただ、歯磨きしないのはできれば避けたいですよね。
不潔な状態が普通になると後々大変ですが、本人の意思が意外に固く、頑なにしない場合も。
ある程度時間を置いて、「不潔だよ」本人にはっきりと伝えるほうがいいと思います。
頭痛、腹痛、吐き気などの体調不良を訴えるケースがあります。
精神的なストレスが原因でお腹が痛くなったり耳鳴りがするなどは、社会人でも起こりうるものです。
学校を休めたり、親がとやかく口を出さないなどの環境が整えばいつの間にか良くなっている場合が多いです。
ただし、1番目の「朝起きられない」と同様、何らかの病気に罹っていることもあり得ますので、あまり続くようであれば一度医者に診てもらう方がいいでしょう。
何をやるにも無気力になり、行動力が落ちてしまいます。
その際、ご飯を一切食べなくなることもあるようです。
本人が食べたがらない以上無理やり口に入れることはできませんが、ペットボトルのミネラルウォーターなどでもいいので水分だけは取るようにさせたいところです。
1日くらいなら大丈夫ですが、2日、3日と続くようなら対処が必要になります。
不登校になって有り余る時間、何をするのかといえばの「定番」とも言えるものです。
中学生や高校生はもちろん、今では小学校低学年の子どもでもスマホを持っているご家庭もあるでしょう。
ゲームやYouTubeは辛い現実から逃避できる手段なので、原則として親の権力で無理やり取り上げてはいけません。
課金はさせないなどの対策をとった上で、気がすむまでさせる方がいいという意見が多いです。
不登校になると親をつっぱねるような言動をする子どもが多いですが、反対に親に極度に甘える子もいます。
俗にいう「赤ちゃん返り」という現象の子もいて、やたらと体に触れたりくっついてくるということも。
中には高校生くらいの男の子でも、お母さんの手を繋がないと出歩けないというケースもあるようです。
親に対して暴力や暴言で攻撃してくる子もいます。
学校へ行けない自分はダメな人間だが、そんな人間でも攻撃できる相手(=親)がいることで安心感を得ようとする行為だそうです。
また、場合によっては引きこもりになってしまったり、鬱(そう鬱)といった精神状態になることもあります。
「明日は学校へ行くよ」「明日は〇〇しようと思ってる」など言って親に期待を抱かせて、実際明日になると「今日はダメだ。明日やるよ」というよなことを繰り返すものです。
本人としても親を安心させたいという考えや、自分自身「それを言ったその時」は元気になっていてつい口にしてしまうケースもあります。
繰り返すことで、本人も親もどんどん精神が削られてしまいます。
だからと言って「昨日学校へ行くと言ったでしょ!」と怒鳴りつけないようにしましょう。
テレビを見ながらの会話やご飯や天気の話は普通にするのに、学校や勉強、友達などの話は全くしない・露骨に避けるというものです。
まだその話に踏み込む余力が無いのだと思っておきましょう。
自分が今やっていることや今の状況に対して、極端な思考をしてしまうことがあります。
「ゼロか、100か」「オールオアナッシング」というもので中間はなく、聞いている方としてはうんざりしてしまうかもしれません。
とにかく話を聞いて、受け入れてあげるようにしましょう。
この記事では、「不登校児童10のあるある」を列挙して解説いたしました。
多少の違いはあれど、不登校になった子どもの言うこと・やることは似通っていて、「あるある」と言われるくらいのものとなっています。
不登校の子どもやその親にとって、必ず通ってくる道でもあるのかもしれません。
基本的には受け入れてあげて、「そういうこともあるよね」という心構えを持つようにしておきましょう。
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