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この記事では、高校入試の重要な要素である 内申点の、特に「副教科」の上げ方に焦点を当てて解説しています。
ちなみにここで言う副教科とは、
の4教科のことです。
英語や数学など5教科については、「テストの点を上げれば内申点も上がるだろう」などとイメージできますよね。(もちろん実際はそれだけではありません。)
しかし副教科の内申点を上げるとなると、何をすればいいかわからないという人はいると思います。
本記事を読んで副教科の内申点の上げ方を知っておくと、高校入試の際に焦ったり心配することが減ってくるはず。
ぜひ最後までお読みください。
副教科は内申点がとても重要だということを理解することから始めましょう。
英語や数学に比べなんとなく重要性が低い教科だと思われがちですが、少なくとも内申点についてはそのようなことはありません。
都道府県によっては、むしろ内申点においては副教科の方が重視されている場合もあるくらいです。(都道府県ごとに違います)
参考:「兵庫県の内申点の計算方法」
また、計算すると重要性がよくわかります。
5教科+4教科で合計9教科ですが、それぞれ内申点は5点満点となっています。
ということは、9教科 × 5点 = 45点となり、実に 20点 / 45点と半分近い内申点を副教科が占めることになりますよね。
5教科ばかりに集中して、「オマケ」の副教科は適当でいいやとなると、この半分近い内申点を捨てるようなことになってきます。
入試の際ほかの受験生と学力で同レベルになった場合、最後に差がつくのが内申点。
副教科の内申点をおろそかにしていると、最後の最後に泣きを見ることになってしまいかねません。
副教科への認識を改めるようにしましょう。
それでは副教科の内申点を上げるポイントになることを3つご紹介します。
以上の3つです。
言葉にするとすごく単純なのですが、それぞれ詳しくご説明いたします。
1つ目は、授業を真面目に受けるということ。
当然ですが、副教科の授業は適当にやってよいものではありません。
しかし、なぜか多くの生徒は主要教科に比べて少し気を抜く傾向にあります。
授業態度は内申点をつける際の大きな項目の1つです。
真剣に授業を受け、内容を理解するようにしましょう。
また、副教科といえども基本的にペーパーテストは実施されます。
ただし、どちらかといえば主要教科に比べ覚えることは少ない傾向があります。
テスト前には範囲の広くて細かい主要教科に時間を割きたいのが本音ですよね。
ですから普段の授業で覚えられるもの(知識)は覚えるようにしていけば、テスト前に余計な時間を使うことが減るでしょう。
真面目に授業を受けることは、結果的に時間の節約につながるのです。
内申点のこと以外にも、総合的に大事な要素だと言えるでしょう。
(もちろん、これはどの教科にも言えることです。)
次に、授業そのものへ積極的に参加する姿勢をもちましょう。
副教科は実技を伴うものがほとんどなので、今までの経験や性格によって得手不得手がはっきり出てしまいます。
苦手な内容だからと消極的にならず、「どう取り組めば課題を進めていけるのか」といったことを先生に個別に質問したり、「課題の取りまとめ係」「合奏の指揮者」などの目立つポジションになるといったアピールは、内申点を上げることにつながってきます。
「苦手なことでも一生懸命やっている」ということが大事なので、積極性を失わずに臨みましょう。
教科ごとに課題が設けられ、課題には期日があるものです。
例えば美術の授業では絵を描く課題が与えられ、提出日が決められると思います。
家庭科の授業でも時間内に料理を作るなど、やはり課題の提出が求められるでしょう。
こうした課題や取り組みを時間内に確実に完了し、提出することが大事です。
いつまで経っても課題が進んでいないとやる気がないとみなされ、内申に響くかもしれません。
もし苦手な内容であれば前述のように積極的に先生に質問したり、友人の助けを借りるなどして進めていくようにしましょう。
クラスメイトと協力して取り組んでいるということも、協調性や積極性の観点から好印象を与えられます。
どうしても時間内に終わりそうにない場合は、あらかじめ先生に事情を話しておくのも1つの手です。
「頑張ろうとしているけど苦戦しているな」ということがわかれば、先生も事情を汲んでくれるものです。
以上の3つが副教科の内申点を上げるためのポイントでした。
どれも当たり前のことかもしれませんが、「副教科だから適当でいいや」と思っているとなかなかできない内容ばかりです。
副教科は単なる知識の詰め込みだけではなく、手先の器用さやセンス、体力などの部分が大きく関わってくる教科です。
どうしてもできない事もでてくるでしょう。
そういった場合でも、諦めず積極的に取り組むのが大切。
また、先生方も個人の向き不向きは理解していますから、苦手な内容で良い結果が出せなかったとしても大丈夫。
それだけで内申点を下げることはありません。
5点満点を取ることができなくても、4点なら十分可能です。
高校入試を考えているのであれば、副教科についても真面目に取り組み、良い結果を得られるようにしていきましょう。