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自分の子どもが不登校になったとき、家の中では毎日がストレスだと思います。
本当に何もかもがストレスで、日常の会話ですら「これは話していいのかな」「あれを言うと嫌がるかもしれない」など気を使い続けることになると思います。
とにかく自分に全く余裕がないことでしょう。
そんな余裕がないときにできるだけ会いたくない人たちがいます。
ママ友と、両親(義父母含む)です。
この記事ではなぜその2種類の人たちに会いたくないのか、どう対応すればいいのかについて書いています。
記事を読んで、少しでも気分が落ち着くことになれば嬉しいです。
(この記事では子育てをお母さんがメインで担っていると想定して書いています)
なぜママ友と両親、どちらにも会いたくなくなるのでしょうか。
それはきっと、どちらの人たちからも質問責めにされるからだと思います。
もちろん全員のママ友や両親がそのようなタイプということはありませんが、事情を知らない周りの人は、きっと根掘り葉掘り聞こうとすることでしょう。
などなど、とにかく介入しようとする意思が見え隠れします。
悪気があって言っているわけでもなく、単なる興味本位や純粋に「助けてあげよう」という善意があることもわかっています。
しかし毎日子ども(と学校)とのやりとりで疲れ切っているお母さんには、そういった周りの人の意思介入がとにかく厄介。
「そんな理由がわかったら苦労しない!もう、ほっといてくれ!」と叫びたくなることもあるかもしれません。
何が辛いって、母親である自分はすでに不登校の原因として自分を責めているのにも関わらず、周りの人たちからさらに言われることです。
などなど、色んなことが頭の中を駆け巡り、毎日自責の念にとらわれていることでしょう。
ママ友はともかく、両親などは「あの子ずっと学校へ行ってないようだけど、勉強についていけなくなるんじゃない?大丈夫なの?」とかなり踏み込んだことを言うかもしれません。
さらに問題なのは、子育てを妻に一任している夫がいる場合。
「お前のしつけ方が悪かったんじゃないか?」「甘やかしすぎじゃないか」など、全ての責任を妻に押し付けるような発言をすることがあるかもしれません。
身内からこのような心無い言葉を浴びせられ、不安を煽られると本当に辛いですよね。
もちろん、ママ友も、両親や夫にも悪気がないのはわかっています。
しかしすでに毎日のやりとりで疲れ切っている状態でこうした言葉を浴びせられると、メンタルが落ちてしまうのは当然です。
そしてこのストレスは、残念ながら子どもへ向かっていくことが多いのです。
ママ友(学校)との付き合いはそれなりに大事だと思います。
しかし、メンタルが落ちている状態でどれほど密な付き合い方ができるでしょうか。
特に自分の子どもが不登校になり、それをママ友に(たとえ助ける意味でも)指摘されたとき、劣等感を抱いたり嫉妬したりするのは当然でしょう。
こういう気持ちの時にママ友に正面から会っても惨めな気持ちになり、落ち込むだけです。
こんな時は無理して会う必要はありません。
学校関係の集まりなども、勇気を出して事情を話し、不参加にしてもらうようお願いするべきでしょう。
コソコソ隠れる必要まではありませんが、ある程度コントロールし、避けて過ごすのも大切な考え方だと思います。
また、両親や夫には時間をとって現状と今後のことをゆっくり説明し、理解を求めるしかないでしょう。
そして、もし万が一、子どもに対して両親や夫がキツく当たるようなことがあるのでしたら、お母さんは子どもの盾になるという決意が大事です。
力づくで学校へ行かせようとしたり、子どもが大事にしているものを取り上げようとしたり、または強い言葉で責めるようなことがあれば、毅然とした態度で守り、「強引な態度はやめてほしい!」ということを伝えましょう。
子どもにとって学校が安心できない場所で、さらに家の中も安心できないとなると、いよいよ自分の部屋から一歩も出てこない「引きこもり」になるかもしれません。
何があってもお母さんだけは味方だと感じられる安心感があれば、時間は必要かもしれませんが、少しずつ状況は改善されていくでしょう。
人は自分を守ってくれる人に本音を話すものですから。
もちろん、両親や夫も同じ方向を向いて支援していこうと考えてもらえるのが一番良いですが、自分もそうなるまで時間がかかったことを忘れてはいけません。
自分なりの方法で、子どもの1番の味方になってあげてくださいね。
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