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子どもの「なぜ勉強する必要があるの?」という質問の理由と回答例を解説します

2022.4.9 子どもの「なぜ勉強する必要があるの?」という質問の理由と回答例を解説します

「なんで勉強しないといけないの?」
この類の質問を子どもから受けた保護者様は多いと思います。

その時にどういった回答ができたでしょうか?
はっきり言って決まった・正しい答えのない質問ですが、調べてみるといくつかの解答パターンがありました。

この記事では、子どもからの「なぜ勉強する必要があるのか」という質問に対する回答例を1つご紹介いたします。
また、質問に隠された意図やNG回答についても触れています。

ぜひ最後までお読みください。

 

子どもが「なぜ勉強する必要があるのか」と問う理由

みなさんは今やっていることに対して疑問に思う時、どういう気分や考えをしている時でしょうか。

少し考えてみるとわかるのですが、「今やっていることがあまり好きではない・嫌いだから」ということが理由の場合が多いと思います。
(もちろん、哲学的に突き詰めていくのが好きな子どももいるかもしれませんが。)

やりたくないのに、「勉強しなさい」「早くやりなさい」など言われるので、疑問に思ってしまうのです。

自分が好きなことをやっている時に、「なぜこれ(好きなこと)をしないといけないの?」などと質問することはあまりないでしょう。
また、親から「早く遊びなさい」と言われることも、まず無いと思います。

このようなことが、「なぜ勉強する必要があるのか」と疑問に思い、親に質問してしまう理由となります。

それでは次に、質問に対する回答例を1つとその理由をご紹介いたします。

 

回答例「好きなことをしたいなら勉強しないといけない」から

好きなこととは、子ども自身の描く将来の夢のことです。
それは何かしらの職業・仕事であったり、趣味の分野かもしれません。

例えば何かの職業に就きたい場合、いわゆる「読み書きソロバン」を全く必要としない職業は無いでしょう。

日本語や英語で書かれた書類や仕事道具の説明、数字の計算、地図の読み方、時代背景の知識、会話するための専門用語の知識など・・・
いずれも勉強していないと得られないものばかりです。

しかも、いずれも特殊な分野の勉強ではなく、義務教育で習う基礎的なもの。
これら基礎の部分を学んでいないと、好きなことができなくなってしまうのです。

さらに、その職業に就くのに何かしらの必須資格があるならば、その資格を取得するためにも勉強は必要になります。

当然、その資格の勉強のためにも「読み書きソロバン」は必須でしょう。

このように、学校の基礎的な勉強をおろそかにしていると、最後には自分がやりたいことができなくなってしまうのです。

学歴自体はなくてもいいかもしれません。
しかし、学歴がないことで選択肢の幅が狭くなり、やりたいことができなくなることは十分にあり得ます。

それによってやりたいことを諦め、楽しくない日々を過ごすのは避けたいですね。
それに、「自分はこんなはずじゃなかった・・・」などという後悔の人生を送って欲しくもないはずです。

子どもにはこの辺りのことを「話し手(親)なりのアレンジを」しつつ、向き合ってゆっくり話し合う必要があります。

 

親の言う「将来のため」という回答はあまり効果がない

とはいえ、親が言う「将来のため」という回答にはあまり効果がありません。

20年、30年先の心配をしても、今を生きている子どもにはあまりイメージできず、勉強する理由として納得しにくいからです。
(大人でも同じですよね。)

確かに将来のためには違いないのですが、それが「どうためになるのか」を具体的にイメージできないと、本質的に理解して納得するのは難しいでしょう。

親が話す「将来のため」よりも、子ども自身が考える「将来(の夢や目標)」があれば、そちらをテーマに話をする方がより具体的なイメージを持って理解できると思います。

なぜ勉強しないといけないのか、その回答は難しい

子どもは「悩みを聞いてほしいだけ」なのかもしれない

この記事では、子どもからの「なぜ勉強する必要があるのか」という質問に対する回答例と、質問が発せられる理由について書いてきました。

ところで、もしかしたら子どもは本当に回答がほしいのではなく、実は悩みを聞いてほしいだけなのかもしれません。

経験があるかもしれませんが、悩みというのは誰かに打ち明けるだけで解消されたりスッキリすることが多いです。
相手に悩みを打ち明け、共感してもらえると、その後は今までの悩みがウソのように晴れてしまうことも。

親としては判断が難しいところですが、こうした質問が出た際は、時間を取ってじっくり話を聞いてみる必要があると思います。

じっくり聞いてあげて、もし勉強がわからない(=だから嫌い)ということであれば、わかるところから学び直すのが良いと思います。

その際は家庭教師にも頼ってみてください。
子どものわかるところから、子どもの理解度やペースに合わせて学習を進めて、冒頭の質問が解消できるお手伝いができるかもしれません。

この記事が読んでいただいた方のお役に立てていれば光栄です。

参考記事:「親から子どもにかけたい言葉を知って、承認欲求を満たしてあげよう!
参考記事:「【保護者の協力が必要】学習の習慣化には家族の補助が不可欠です!

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