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子どもの成長と共に訪れるのが反抗期。
成長の証でもあるので嬉しい反面、実際に相手をするとなるとかなり大変な思いを毎日することになります。
ところで、反抗期に良し悪しというのはあるのでしょうか?
悪い反抗期を過ごすことでその後も悪いことをずっと引きずったりしないのでしょうか。
この記事では、反抗期の良い悪いと、自立心と反抗心の違いについて解説いたします。
反抗期は子どもが成長している段階で、程度の差はあれど多くの人が通過する儀式のようなもの。
その中で良い反抗期とはどういったものなのかを知っておいてください!
反抗期は始まった頃の初期対応を間違えると、そのまま「悪い反抗期」を過ごすことにつながってきます。
単純に良い悪いで分けるのは難しいですが、「その言動がどういう考えで起こっているのか」を考えてみたいと思います。
つまり、反抗期の言動が「自立心」からくるものなのか、はたまた「単なる反抗心や敵対心」からきているのか、という意味です。
自立心とは、「親に頼らず自分の力でやろうとする」といった想いの現れ。
まだまだ子どもで未熟ながらも、自分の考えや信念を持ち、それに沿って行動しようという考え方です。
自立心は社会に出てからも必要な考え方で、精神的により早く「大人」の仲間入りをしようということだと思います。
こういう考えは「良い反抗期」の表れと言ってもいいでしょう。
一般的には反抗期とされる時期でも、そういった言動をする正当な理由や考えがあるのなら良い反抗期と言えます。
自己表現を自己責任でやっていこうという感じですね。
反対に、反抗心や敵対心は「とにかく大人の言うことが気に入らない」といった感情だけの言動です。
などを表現しているもので、どちらかと言えば「憎しみに」近い感情です。
これらは残念ながら「悪い反抗期」と言えそうです。
ですが、これも反抗期の初期対応を間違えたことでこじらせてしまったのかもしれません。
反抗心や敵対心が表面化した「悪い反抗期」は、初期対応のまずさが招いた結果かもしれないです。
例えば反抗期に差し掛かった頃、子どもの言うことを「今までの感覚で頭ごなしに否定したり命令しりしてしまっていた」ということはないでしょうか。
今まで(反抗期に入る前)ならこう言っておけば言うことを聞いていたので、成長してきても同じように扱っていた。
しかし実はすでに反抗期真っ只中で、親のそのような扱いが気に入らなくて敵対心を持ってしまった・・・
ということが原因かもしれませんね。
一度このような敵対心を持ってしまうとなかなか拭いきれないもの。
どんなことでもそうですが、始める前・始まってすぐの対処と、動き出してからの対処では使うエネルギーや難しさが全然違いますよね。
反抗期の場合、人間の感情や気持ちの変化の話なので一概に正解はありませんが、子どもを「何でも言うことを聞かせられる相手」と思って接し続けると、手痛いしっぺ返しを喰らうことになるかもしれません。
この記事では、反抗期の良い悪いと、自立心と反抗心の違いについて解説いたしました。
言うことを聞かなくなったから全て悪い反抗期ということではなく、あくまで「どういった考え方からそのような言動をしているのか」を考えてみたいですね。
子どもの自立心は尊重しつつ、ダメな部分にははっきりとダメと言いましょう。
そのためには大人の方もしっかりした考えを持って対応する必要があります。
今まで(小さな子どもの頃)と同じように考えていると、子どもの成長に取り残されてしまいますからね。
今回の記事で、反抗期の内面部分を知る助けになっていれば嬉しいです。
参考記事:「周りが手を焼く反抗期っていつまで続くの?男女差は?(第二次反抗期について)」
参考記事:「親から子どもにかけたい言葉を知って、承認欲求を満たしてあげよう!」