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小学校から中学校になると変わること。授業の違いについて解説

2022.9.20 小学校から中学校になると変わること。授業の違いについて解説

我が子がいよいよ小学校から中学校に進学し、これからもっと輝いていくだろうと期待していても、実際に授業が始まると挫折してしまう子どももいます。

小学校時代は特に勉強で苦労していた様子もなかったのに、なぜ急に・・・と悩む保護者様もいるかもしれません。

この記事では、小学校と中学校の授業の違い、勉強のやり方が変わることについて解説いたします。

「中学校も小学校の延長だから楽勝でしょう」とたかを括っていると、もしかしたら大変なことになるかもしれません。

違いを知って、今からでも対策を立てておきましょう。

学業における小学校と中学校5つの違い

今回解説する小学校と中学校の違いは、全部で5つです。
本記事では主に学業・勉強関係における違いについて解説いたします。

  • 各教科の内容が難しくなる
  • 授業中の復習と予習が無い
  • 宿題が曖昧な内容になる
  • テスト対策が大変
  • 成績の表示についての違い

これら5つの項目を順番にお伝えしていきます。

各教科の内容が難しくなる

中学で行われる各授業・教科について、内容が一気に難しくなります。

まず教科の数が変わります。
英語が正式に教科として加わりますし、算数は「数学」となります。
特に英語は一気にレベルが上がり、覚える単語の数や詳細な文法が出てきます。

授業は基本的に英語で行うようになり、英語の授業中は英語のみでやりとりするように。

これはかなりハードな事実ではないでしょうか。

その他の細かい点だと、例えば答えの書き方。

小学校の時は答えをひらがなで書いてもマルがついていたのが、中学校になると漢字でキチンと書く必要がある(しかも綺麗な字体で)など、課題を解く質にもこだわることになります。

そして授業によって教える先生が変わる「担任制」になるため、今までのように「慣れている担任の先生」へのやり取り・関係性とは違ってくるでしょう。

中学生になると、授業の内容が一気に難しくなります。

授業中の復習と予習が無い

小学校の間は「3段階授業」といって、授業の最初に前回の復習を、終わりの方で次回の予習をやるようになっています。
(かける時間や詳細は授業内容や先生によります)

しかし、中学校になるとそういったことはありません。
基本的に毎回新しいところを学ぶことになり、復習と予習は自分でやる必要があります。

人の記憶というのは、何度も同じことをインプットすることで定着すると言われていて、一度頭に入れただけのことはすぐ忘れてしまうのです。

そこで小学校の授業のように前回の授業内容をおさらいしてくれれば、記憶が抜ける前に再インプットすることになり、より覚えやすい環境が整うのです。

その感覚のまま中学生になると、

「自分で予習をしない
→前回のことが覚えていられない。しかし今回の授業では新しいことを学ぶ
→前回のことも今回のことも覚えられない(しかし次の授業ではまた新しいことを学ぶ)」

という悪循環にはまってしまうのです。

授業で学んだことは、積極的に自分で復習する習慣をつけておかないと苦労することになるでしょう。

宿題が曖昧な内容になる

小学校時代の宿題といえば、先生から「算数の問題集〇〇ページをしなさい」のように、具体的な内容を指示されていたと思います。

しかし、中学校になるとそういった指示がなくなります。
どうなるのかというと、「自分の考えた何かを1ページ勉強してきなさい」という曖昧な指示に変わります。

突然「1ページ勉強しろ」と言われても、一体どうすればいいのかわからないでしょう。
1ページに大きい文字で少し書き込んでも、細かくびっしり書き込んでも、どちらも1ページには違いありませんよね。

この時自分で考え、工夫をし、この先へつながるような宿題ができるかどうかでその後の伸びしろに影響してきます。

内容は、単に教科書を丸写しにした1ページなのか、自分で問題を考え調べて答えを出した1ページなのか。
小学校と中学校の違いの中で大きなものが宿題の指示・取り組み方なのです。

テスト対策が大変

小学校に比べ、中学校はテストの範囲が広く、回数は少なくなります。

小学校の時は月に1〜2回程度の確認テスト(小テスト)が行われますが、授業を聞いていれば高得点を取れることが多いでしょう。

それが中学校になると、「定期テスト」と呼ばれるテストが年間で4〜6回程度行われるようになります。
回数が減るため、出題範囲は必然的に広くなり、1教科あたり50ページくらいあるのは普通です。

回数が少なく範囲が広いため、たとえ授業を真面目に聞いていても最初の方のことは忘れていることもあるでしょう。
また、最初の部分を理解していないため、途中から全然わかっていないということもあるかもしれません。

テストと聞いて「小学校と同じ感じでしょ」と簡単に考えていると、事情を知ると唖然としてしまうかもしれませんね。

成績の表示についての違い

中学生になると、期末の通知表や定期テストなどの際、クラスや学年の平均点が開示されることがあります。

それによって、自分がクラスや学年でどのくらいの位置にいるのかを自覚してしまいます。

小学校の時は、クラスの仲の良い友達や自分自身だけが点数を知っていたので気にならなかったかもしれませんが、こうして開示されると否応無しに気になるもの。

結果によっては落ち込んでしまう子もいるかもしれません。
その後の勉強への意欲にも影響を及ぼす恐れがあります。

中学生になると小学生とに違いに挫折するかもしれません

小学校と中学校の違いをあらかじめ知って気持ちを整えておく

この記事では、主に学業面においての小学校と中学校の違いについてお伝えしてきました。

中学生も小学生の延長には違いありませんが、その内容がグッと変わります。
簡単にいえば、一気にレベルが高くなるということです。

今まで通りに行かなくなり、悩んだり挫折したりするかも。
そうならないように、あらかじめ違いについて知っておき、気持ちを整えておきましょう。

そうすればいざ本番になった際も、順調に進めていくことができるでしょう。

この記事が進学予定のお子様の役に立てていれば嬉しいです。

参考記事:「内申点にも影響!中学校の小テストと定期テストの違いとは
参考記事:「【自尊心を損なわないように】親が子どもに言ってはいけない3つの言葉

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