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本を読むことは多くの利点があります。
しかし、残念ながらいくつかのデメリットも考えられます。
ここでは読書をすることのデメリットと、その対策や解消方法について解説いたします。
すでにたくさん読書をしている人も、これから読書を楽しみたい方も、ご一読していただければ幸いです。
読書について考えられるデメリットは6つあります。
まずはその6つをざっとお伝えいたします。
続いて、これら6つのデメリットとその対策をセットでお伝えしていきます。
当然ですが、読書にはお金がかかります。
ビジネス書や自己啓発書なら1,000〜1,500円ほどの価格帯。
また、マンガや雑誌なら1冊500〜600円前後ですが、その多くは「続きもの」。
1冊読んだら続刊を読みたくなるものです。
幼児向けの絵本も1冊1,000円程度からと、なかなか良いお値段となります。
図鑑なども高価格帯の本といえますね。
たくさん買い集めるとなると、それなりの予算が必要になることでしょう。
市民図書館や学校の図書館では、多くのジャンルの本を無料貸し出ししてくれます。
また、古本の買取・販売を行う専門店でもタイミングが合えば新古様々な本が手に入るでしょう。
最近ではフリマアプリを活用するのもアリですね。
これらのサービスやお店を活用することで、予算を抑えて読書に励むことができます。
読書は時間がかかります。
内容にもよりますが、例えば文庫本を1冊読むのに5時間くらいは必要だと思っておく方がいいでしょう。
パッと読んですぐに内容を知りたい・・・と思っても、そうはいかないのが実情です。
かかる時間の対策としては、スキマ時間を活用することと飛ばし読みをおすすめします。
スキマ時間はそのままの意味で、次に何かやるまでの空いた時間や電車やバスなどのちょっとした移動時間を活用する方法。
飛ばし読みとは、必要だと思った箇所以外を流すように読んでいく方法。
文庫本で飛ばし読みをするのはストーリーがあるので難しいですが、ビジネス書や新聞、雑誌などでは見出しや気になる箇所を追って読んでいく等の方法で大まかな内容の把握をすることができます。
本をたくさん所有すると、保管場所に困りますよね。
図書館のように「本のための部屋」があるご家庭は少ないでしょうから、所持しておく本の数にはどうしても限界があります。
最近では電子書籍の売れ行きが伸びているようです。
電子書籍ならスマホやタブレットが1台あれば、何百何千という数の本を所有して読むことができます。
また、図書館の利用も本の所持数問題を解決できる方法の1つです。
「借りたら返す」図書館の仕組みだと、本が増えることがありません。
(どうしても手元に置いておきたい本はその後購入すると良いでしょう。)
読書はどうしても目を使います。
真剣に、長時間読めば読むほど、目の疲れは溜まっていくでしょう。
「読書のしすぎで視力が落ちた」という話も耳にします。
この対策は、読書する時間を決めておくか、読むページ数を決めておく方法が有効です。
アラームをセットしておいて、その時間になったら読書を中断するというものです。
また、時折遠くの景色を見るクセをつけましょう。
読書は手元の一定距離を見続ける行為ですので、目のピントが合わせにくくなり、遠近感を掴みにくくなるようです。
窓の外の遠くの方や空に浮かぶ雲を見て、遠近感を養うように心がけましょう。
読書ばかりしていると運動不足になります。
文庫本1冊で5時間かかるとすると、5時間分運動の機会を逃すことになるので当然です。
「デメリット4」の項目でも述べましたが、読書のスケジュールを決めておくのとともに、運動の予定も入れておきましょう。
定期的に、意識的に運動することで運動不足解消を狙います。
意外に思うかもしれませんが、読書のしすぎで行動力が低下することがあります。
たくさん本を読みたい人は「読んだだけで満足」してしまう傾向があり、本で得た知識を実際に行動に移さなくなるのです。
本から得た知識や学びがあれば、即実践することを心がけましょう。
実践するのに準備が必要なことだとしたら、その準備を進めるだけでも大丈夫です。
良い習慣をつけるための本を読んだら、今までの悪い習慣を止める。
歴史の年表や英単語を覚えるための語呂合わせがあれば、すぐ口に出してノートに書いてみる。
こうしたアウトプットを即行うと、本から得たものが自分の血肉となって活かされます。
この記事では読書の持つデメリット面をお伝えしてきました。
それぞれ対策がありますので、ここに書かれたもの以外でも有効な手段があれば講じていきましょう。
読書には、メリットや鍛えられる力が多々あります。
今後の人生に役立つことが多いので、デメリットがあるからと敬遠せずに取り組んでいきましょう。
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