Blog
中学生くらいになると、男女ともに思春期を迎え、自分の中での葛藤と周りとの違いに悩む子たちが多くなります。
そんな中、性格の違いに「内向型」と「外向型」というものがあるのはご存知でしょうか。
それぞれの文字の通り、性格が内側に向かっているのか外側に向かっているのか、ということですが、思春期の頃は他の時期よりその違いに悩んだり気にしてしまう事があるかもしれません。
この記事では内向型と外向型の性格の違いと、どっちが良いのかという考え方についてお話します。
思春期の時期と重なって悩んでしまっている子に伝われば嬉しいです。
まずは内向型と外向型、それぞれの違いについて簡単に確認します。
内向型の性格の特徴は、
と言ったところです。
それに対して外向型の特徴は、
という感じです。
おおむね反対の性格だということで思ってもらえると良いと思います。
ここで世間的に「良し」とされる性格について考えると、外向型の方が求められているような傾向がある気がします。
といった具合ですね。
ビジネスの本や講義、自己啓発本などを見聞きすると、このようなことを言われることが多いです。
確かにビジネスのシーンでは上記のような考え方が求められることは間違いありません。
だからと言って、「誰もが外向型にならないといけない」という意味ではありません。
内向型の性格の人は、それが個性。
そのままでも全く問題ないのです。
何にでも当てはまる考え方ですが、他人から「短所」と言われることをそのまま短所として考えず、「長所とも捉えられる」ように考えてみましょう。
例えば、「考えすぎていて行動が遅い」と言われても、反対に「思慮深くじっくり考えてから行動する」と思うと決して短所となるわけではありませんよね。
今ある問題について深く考えてから動き出すので、無駄が少なく、結果的に回り道をせず最短距離で結果を出すこともできます。
休日に人に会わず、家でゆっくりくつろぐのが好きだといっても、それが「内気で人見知りな短所」というわけでもありません。
内向型の性格でも、気心の知れた友人には積極的に会いに行ったり、初めて会う人の話もじっくり聞いてから話をするため、とても気を遣って会話をすることができます。
そのため相手を不快にすることなく、むしろコミュニケーション能力は高いとすら言えますね。
また、そもそも「行動したくない」というわけではないので、やりたい事はやる、芯の強さも持ち合わせている人が多い印象です。
こうして一見すると短所と思われるようなことも、裏返して考えるようにし、「自分は短所だらけでダメな人間だ」と思わないようにしてくださいね。
この記事では、内向型と外向型の性格の違いについてお伝えしてきました。
内向型は、刺激は少しあれば十分で、ゆっくりくつろぐことで元気を取り戻すタイプです。
思慮深く、じっくり考えてから行動するため情報処理のスピードはゆっくりな傾向があります。
しかし世間的に「良し」とされるのは外向型の性格であることが多く、そのために余計に悩んでしまうかも知れません。
ですが、当然内向型の性格が「悪い」ということはなく、その個性を活かしていけばいいだけなんです。
「自分は内向型だから〇〇するのに向いていない」など決めつけて、自分の可能性を狭めないようにしてくださいね。
もちろん「どちらが良い」と決めるものではなく、内向型にも外向型にも良いところがあり、それぞれの得意分野で活躍すればいいというのが本記事の結論となります。
この記事が、自分の性格に悩んでいる思春期の中学生が自己解決できる手助けになっていれば、大変嬉しく思います。
参考記事:「積極的な子どもは成績を伸ばしやすい!学習効果の高い子どもの特徴」
参考記事:「重要性を知ろう!子どもが挨拶を習慣化する方法をお伝えします」