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大人になってからも、定期的に読書は行なっていますか?
社会人の約半分は1ヶ月に1冊も本を読まないという調査結果もあるくらい、本に触れていない人が多いそうです。
大人でも本を読まない・本が苦手な人がいるくらいです。
もちろん小学生くらいのお子様の中にも、読書が嫌い・苦手という子は結構います。
そこでこの記事では、子どもが「なぜ読書が嫌い・苦手なのか」という理由とその対策についてまとめました。
お子様の読書嫌いが気になっている保護者様はぜひご一読くだされば幸いです。
(この記事の「子ども」は小学生くらいのお子様を、「本」は主に文庫本など文字を中心にしている本を想定しています。)
子どもが読書を嫌っている、苦手である理由はとてもシンプルなものです。
考えられるのは以下のような理由でしょう。
解説不要なくらい単純なものばかりですが、順番に見ていきましょう。
乳幼児の頃から親しむ「本」として、絵本を読んで(読み聞かせて)いた方も多いのではないでしょうか。
そこで「本というものは絵がたくさんあるものだ」というイメージを持っているケースがあります。
それに対して文庫本、小説、教科書などは基本的に文字がメインになっていますよね。
そうなると、「あれ、本のイメージとなんか違うぞ。絵本だったら読みたいけど、文字の本は嫌だな・・・」という考えになってしまうわけです。
文字がたくさん書かれた本を読み慣れていないわけですから、いくら目で追ってもページが進まず、だんだんとキライになっていくんですね。
学年によって習う漢字や英語がある程度決まっている以上、本を読んでいるとどうしても知らない文字に当たることがあります。
(もちろん大人にだってありますよね。)
経験豊富な大人のように前後の文脈からある程度意味を推測できるならまだしも、状況を読むことに不慣れな子どもの場合はそうもいきません。
「あれ、これってどういう読み方・意味だろう?」ということが増えてくると読むのにつまづいて内容がわからなくなり、楽しみが半減しますよね。
読書をすることでわからない言葉を自然と覚えていけることもメリットなのですが、メリットを理解できない年齢だと嫌になってしまうのも頷けます。
読書をするとなると、ある程度の時間は同じ場所で同じような姿勢でいることになります。
いくら子ども向けの本だとしても、5分、10分で読み終えられるものばかりではないでしょう。
子どもの集中力はすぐに切れます。
没頭できる内容のものすごく面白い本ならともかく、上記 1 や 2 のような理由がある以上、すぐに座っていることが嫌になってもおかしくありません。
子どもの興味は移りやすいもの。
他にやりたいことや好きな遊びがある場合、それを差し置いて読書をするのは少し難しいですね。
それらの趣味や遊びと同等くらい、読書が楽しいと思えるようにならないと、この理由は解決しにくそうです。
上記のような理由で読書が嫌いな子どもに、読書を好きになってもらうための方法を3つ提案いたします。
1つめは、読みやすい本を選ぶこと。
読みやすい本とは、
・できるだけ絵やイラストが多い
・子どもでもわかるような言葉が多い(ひらがな、カタカナ、またはフリガナが多い)
・短編集、物語
などがあります。
これらの本だと読みにくい(読めない)という理由は少し解消できそうです。
2つめは、短時間の読書をすること。
1日に1回、たとえ5分くらいでも良いので「読書をする習慣」を身につけてもらうことが目的です。
また不思議なことに、人間というのは一度スタートするとそのまま進んでいけるもの。
5分だけ・・・といいつつ、内容が面白ければ自然とそれ以上の時間読書することになってきます。
毎日の習慣になれば、だんだんと読書好きになってくれますよ。
3つめは、どうしても読書がダメなら動画を見ること。
今はYouTubeなどで様々な本や物語を視聴することができますよね。
その多くは無料。
途中で広告が入ったりしますが、有料プランへ加入するなどで表示しないようにもできます。
本を買う価格と考えれば、同じか安いものではないでしょうか。
ただし、どうしても関係ない他の動画を視聴してしまうケースがありますので、できれば本を読む方をおすすめします。
この記事では、子どもが読書を嫌いな理由とその対策について書いてきました。
子どものうちに読書を好きになってくれれば、その後の人生でも役に立つことが多いでしょう。
そうなれば親としても嬉しいですよね。
本記事を参考にしていただければ、とても嬉しく思います。
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