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子どもが不登校になった時に「やってはいけない・やるべき」対応について

2022.6.2 子どもが不登校になった時に「やってはいけない・やるべき」対応について

「うちの子が不登校になってしまった。どうしよう・・・」という経験は、実際に自分の子どもが不登校児童となった保護者様なら誰でも思うはずです。

このとき心配するあまり、色々と子どもに話を聞いたり、どうにかして学校へ復帰させようと考えてしまうことがあります。

この記事では、子どもが不登校になった時にやってはいけないことと、どうするべきなのかという対応について解説いたしました。

不登校の心配をされている方は、ぜひお読みいただければと思います。

なお、不登校になる原因については文部科学省の資料をもとにまとめた記事を別途ご用意しています。
そちらも参考としてお読みいただければ嬉しいです。

参考記事:「小中学校の子ども全体で不登校になる原因トップ3とは?現状を知ることが大切(文部科学省データより)」

 

不登校の子どもにやってはいけない3つのこと

まず、不登校児童にやってはいけない3つの対応についてです。

  • 無理やり行かせようとする
  • 「不登校=悪」という扱いをする
  • 原因を追求しようと躍起になる

これらはついやってしまいそうになる対応ですが、避ける方がいいでしょう。

以下で理由を解説していきます。

 

無理やり行かせようとすると反発する

不登校児童を無理やり学校へ行かせようとすると、必ず反発されます。

最初のうち(軽度のうち)は渋々でも登校するかもしれませんが、そのうち嫌になり、怒りの感情を持つこともあるかも。

何かしらの理由があり本気で嫌がっている子どもを「親だから」という理由で無理やり行かせようとすることは、子どもの気持ちを尊重していないと捉えられます。

不登校の問題以外の部分でも関係が悪化し、その後の関係修復が難しくなるかもしれません。

 

「不登校=悪」という扱いをする

不登校を悪いことだという扱いをすると、子どもは自尊心を失い、落ち込んでしまうでしょう。
何かしら自信を喪失するような出来事があったがため、不登校になる子どもも多いからです。

子どもに罪悪感を持たせるようなことは、百害あって一利なし。
一旦悪者になってしまった子どもは、もしかしたらそのうち本当に「悪い子ども」になってしまうかもしれません・・・。

 

原因を追求しようと躍起になる

「不登校には原因があるはずだ。解決すれば学校に復帰できるはずだ。」
こう考えてしまうのはある程度仕方がありませんが、それに躍起になってしまうのは考えもの。

子どもに根掘り葉掘り尋ねすぎるのは逆効果です。
もしかしたら親だからこそ言いにくい問題もあるのかもしれません。

実際、不登校の原因として「家庭環境」というのは大きく関係しています。

 

不登校になったときの対応

それでは不登校になったときの対応に正解はあるのでしょうか。

子ども自身や親子の関係性など個々人によって多少違う部分もあるでしょうが、多くは以下のような対応です。

ここでは3つご説明いたします。

 

1、安心できる居場所づくりをする

不登校になったことで、学校に行ってストレス発散したり気持ちを切り替えることができなくなりました。

だからこそ、ご家庭内を安心できる場所にしてあげる必要があります。
帰る場所があることで気持ちを落ち着かせることができ、いつか学校(社会)復帰できることにつながっていきます。

 

2、子どもの気持ちを尊重する

子どもの気持ちを何よりも尊重してあげてください。

今1番悩んでいるのは「学校に行けない」ということでしょう。
まずはここを尊重し、寄り添ってあげること。
そのときは、先に説明した「原因を追求する」ということはしないように。

もちろん「無理やり学校へ行かせようとする」というのも子どもを尊重していないことになりますよ。

ある程度落ち着くまでは親として色々言いたいことをグッと我慢して、子どもの気持ちを優先してあげてください。

 

3、だからと言って放置しないこと

学校へ行かなくてもいい、と言っても「子どもを放っておいていい」という意味ではありません。

特に思春期などになると情緒不安定で対応が難しくなってきます。
だからと言って、まるで「腫れ物に触る」ような感じで避けているのはNGです。

親として愛情を持って、心配して、寄り添っていく姿勢が大事ですね。

不登校への対応の良し悪しについて考える

「不登校はあって当然」と考えられたら楽になる

この記事では、不登校の子どもへの対応についてまとめてきました。

「自分の子どもが不登校になった」という事実は受け入れ難いものかもしれません。

しかし文部科学省の資料を見ても分かる通り、近年では不登校児童の数は増加し、理由も様々です。
だからこそ文部科学省も様々な対応をしているわけですね。

100%は無理かもしれませんが、「不登校はあって当然」というお気持ちに少しでも近づけたら、保護者様としても精神的にかなり楽になると思います。

そのためには日本での不登校の現状や対応などを知っておくのは良いことです。

この記事が少しでもお役に立っていれば嬉しく思います。

関連記事:「不登校の子どもに保護者ができる3つのこと
関連記事:「【自尊心を損なわないように】親が子どもに言ってはいけない3つの言葉」

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