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挨拶は重要なコミュニケーション方法の1つです。
挨拶をするだけで、その人に敬意を伝えたり、好感を持ってもらえるからです。
しかし子どもにとって、「誰にでも挨拶する」ことは結構ハードルの高い行動です。
ママやパパがいくら「挨拶をしようね」と言っても実行せず、モジモジしたり素通りしたりすることがあるでしょう。
この記事では、あいさつの重要性を伝えるとともに、挨拶をどう習慣化するかについてお伝えいたします。
挨拶のできる子どもになれるよう、工夫してみましょう。
大人にとって挨拶が重要なのは、あえて言葉にしなくても感覚的に理解できていると思います。
有名な「人を動かす」という本を書いたデール・カーネギーという人物も、「人に好感を持たれたければ、誰に足しても挨拶をすることだ。挨拶ほど簡単で容易いコミュニケーション方法はない。」と言っています。
実際に社会の場に出るようになると、挨拶をしないでいるだけで評価が下がることもままあるでしょう。
なんと、挨拶をする習慣のある社員は、それだけで真面目で頑張っていると評価される傾向があるそうです。
(心理学的には「ハロー効果」と呼ばれたりします。)
このように、簡単かつ効果の大きい行動が挨拶なんですね。
ただ最初に述べた通り、子どもにとってはそれが難しく、挨拶できないまま成長してしまう場合もあるようです。
子どもにとって挨拶ができないのは、簡単に言うとサポートが足りていないから。
親の目には「たったこれだけの事がなぜできないんだろう」という疑問があるかもしれませんが、子どもには「その後の円滑なコミュニケーションのためにも挨拶しておこう」なんて計算はないんですね。
そこで親はサポートをする必要ができます。
偶然道端で会うようなシーンは別ですが、例えばどこかに行ってそこで誰かに会うのがわかっている場合。
(親戚の家や友人家族と遊びに行くなど)
こういう場面でできるサポートは、
これらのサポートをあらかじめしておく事で、子どもにとってのハードルを下げ、人と会った時に挨拶できるような心構えをしておいてもらうのです。
そして実際の場面になって挨拶ができた場合、またはできなかった場合にどう反応するか。
これは親の方が先に決めておくと良いでしょう。
例えばしっかり挨拶ができた場合は「相手の気持ち」を伝えてあげ、感情の変化を子どもに教えます。
「〇〇さん、挨拶してくれて喜んでいたね」
「〇〇くん、挨拶されて嬉しそうだったね」
といった具合に相手が喜んでいたことを教えてあげると、「次も挨拶してあげよう!」と思うようになってきます。
反対に挨拶ができなかった場合でも、「なんで挨拶しないの!」と責めないように。
「今日はできなかったけど、次は頑張って挨拶してみようね」と後押しするような対応を心がけましょう。
頑張って挨拶したことを褒めること自体は良いのですが、毎回褒めるようにしていると、そのうち「褒められない(親がいない)ところでは挨拶しない」という思考になってくることも。
あくまでも、「挨拶したことで相手の感情が良い方向に動いたこと」を伝え、自分が褒められるために挨拶するのではないことを伝えてきましょう。
また、幼児〜小学生くらいだと、「大きな声で元気よく挨拶しましょう!」などと教えられることがあると思います。
それはそれで良いのですが、どんなシーン・相手でも大きな声を出せば良いわけでもありませんよね。
最初は仕方ないですが、ある程度TPOを考えておきたいものです。
反対に声が小さかった場合でも、「挨拶できたこと」自体は変わりません。
「〇〇さん、挨拶してくれて喜んでいたね。じゃあ次は、今日より元気な声で挨拶できるかな?」というようにポジティブな声かけをし、小さな声になってしまったことへの悪印象を持たせないようにするのが大切です。
この記事では挨拶の重要性と習慣化するためのポイントについてお伝えしてきました。
大人には挨拶の重要性は常識的なものですが、子どもにとってはわからないもの。
また、わかっていてもなかなか挨拶できない子も多いです。
習慣化するには親のサポートが必要で、本記事で解説したようなことも参考にしてください。
子どのものうちから挨拶ができるようになっていると、成長してもきっと役に立ちますよ。
この記事が参考になっていれば嬉しいです。
参考記事:「周りが手を焼く反抗期っていつまで続くの?男女差は?(第二次反抗期について)」
参考記事:「親の姿勢が大事!なかなか自信を持てない子どもに自信を持たせる方法」