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多くの人は食事をすると眠たくなります。
この現象は誰にでも起こり、ある程度は仕方のないこと。
人間も動物なので食欲や睡眠欲にはなかなか勝てません。
しかし、食後に眠たくなるのはキチンと原因があります。
その理由は脳の酸素不足なんです。
この記事では、食後に眠たくなる理由が脳の酸素不足である理由とその対策について書いています。
どうしても食事の後眠たくなって勉強が捗らない・・・という人のためになると思います。
ぜひお読みください。
食後に眠たくなるのは脳の酸素不足が原因だと冒頭で述べました。
これはある程度仕方のないことでもあります。
しかし、対策が無いわけではありません。
理由と対策をそれぞれ見ていきましょう。
食事をすると、食物を分解するために胃腸が活動し始めます。
人間の体が活動するというのは、つまり血流が多くなることです。
血液には酸素が含まれています。
酸素は血液中(正確には赤血球中)のヘモグロビンと結合して全身に行き渡らせていますね。
この時、体内のある1箇所に血液が集中すると、他の箇所の血流が多少落ちてしまいます。
食後だと胃や腸に血液が集中するので、それ以外の部分がやや酸素不足になるイメージ。
(もちろん問題が無い程度の不足です。)
酸素を運ぶ箇所には、当然ですが脳も含まれます。
脳の酸素が不足するとき、脳は自身の活動量を抑えようとします。
前述の通り活動量の多い箇所は酸素が必要になりますが、今は胃腸に集中したい。
→だから脳の活動は控えめにしよう。
・・・ということになります。
この時、できるだけ酸素を使わずに済む活動は何かというと、答えは「睡眠」なんですね。
つまり食後に眠たくなるのは脳が活動量を落としているためで、これが「ある程度は仕方のない」と度々お伝えしている理由なんです。
とはいえ、頑張って勉強しようという時に毎食後に眠たくなっていてはたまりませんよね。
そこで次に、眠たくなりにくいような対策をお伝えします。
※ちなみに、眠たくなったらあくびが出るのは、「脳に酸素を多く取り込もう」ということ。
つまり食後にあくびが出始めたら、それは「そろそろ脳の活動が落ちてきたな(眠る準備だな)」というような意味を持っています。
こうした状態になることを完全に防ごうと思うと、「食事を摂らないようにする」以外に方法はありません。
と言っても、たまに抜くくらいならともかく、ずっと食べずにいることはできませんよね。
数日もすれば体調を崩してしまい、勉強どころではなくなってしまうでしょう。
そこで大事なのが普段の睡眠時間。
それから、しっかり体を休められているかということです。
十分な睡眠を普段から取っていて、体もしっかり休められている。
体調が良好であれば、食後の眠気もある程度は抑えられます。
そもそも眠たいということは、脳が「眠りなさい」という指令を出しているから。
疲れている体や脳を活動させるより、胃腸を優先しようということです。
それを苦にならないくらい体調が良好であれば、脳も無理な指示は出さないものです。
そうしているうちに胃腸での消化がある程度終わり、全身に普段通りの酸素が行き渡るようになります。
ここまできたら粘り勝ちですね。
この記事では、「食後に眠たくなる理由は酸素不足である」ということについて書いてきました。
結論としては、食事をするとある程度眠たくなるのは仕方のないことです。
それは脳の活動量が落ちているから。
活動量を落として眠ろうとしているわけです。
それを完全に防ぐことはできませんが、普段から睡眠を十分に摂り、体調を良くしていれば問題ありません。
それでもどうしても眠たい場合、無理して耐えず仮眠を取るのも良いと思います。
「ある程度コントロールできたらOK」というくらいの気持ちでいるようにして、あまり悩まないようにしてくださいね。
この記事がお役に立っていれば幸いです。
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