入試など、「数年先のための目標」を達成するにあたり、その前に必ず「直近の小さな目標」をクリアする必要があります。
「千里の道も一歩から」というように、小さな結果の積み重ねが大きな成果につながってくるからです。

とはいえ、人はできるだけ楽して成果を得たい考えを持っていますから、小さな目標を軽視しがちです。

そこでこの記事では、小さな目標を達成することが大事な理由について解説いたします。

大きな目標だけを追い求めるのではなく、目の前にある課題をクリアしていく大事さを一緒に学んでいきましょう。

小さな目標を達成するのはメンタル面で良い効果がある

最終目標（＝大きな目標）に対し、ここでは「小さな目標」と言うようにします。

この小さな目標を達成すると、主にメンタル面で良い効果を得ることができるのです。

一例を挙げると以下のようなものがありますね。

• 達成感を得られる
• モチベーションを維持できる
• 集中力が高まる
• 自信を持てる

など。

これらについて1つずつ見ていきましょう。

1、前に進んでいるという達成感を得られる

小さな目標をクリアしていくと、前に進んでいる実感を得られます。
これがいわゆる「達成感」です。

達成感があれば最終目標に向かって進んでいるのが見える化でき、今どの地点まで来ているのかがわかります。
また、もし間違った方法で進んでいたのなら、それを軌道修正することもできますね。

小さな目標は、言わばゴールへのチェックポイント。
それを1つずつ通過していくことで、ようやくゴールへ辿り着くことができるでしょう。

もし不正な方法でゴールへ着いたとしても、途中のチェックポイントで得られた経験や知識がなければ大変。
ゴールが無効になったり、その後大変な目に遭うことが容易に想像できますね。

2、モチベーションを維持できる

小さな目標をクリアすれば、モチベーションを維持することができるようになります。

テレビやパソコンのゲーム、ボードゲームなどをしたことがある人にはわかるかもしれませんが、1つの課題をクリアすると、次に新たな課題が出てきます。

テレビのクイズ番組や、漫画のストーリーなどもそう。
最初にあった課題（問題）を解き進めると、さらに難しい課題や敵が登場しますよね。

ゲームやクイズというのはプレーヤーが新たな課題をクリアしたくなるような仕掛けがあり、その1つが「前の課題のクリア」なのです。

そしてクリアすればするほどやる気がアップする。
またさらに1つクリアすると、次もしたくなる。

これはある種、人間の習性と言えるかもしれませんね。

3、集中力が高まる

遠過ぎる目標に向かって走り続けられる人はほとんどいませんが、近い目標なら一気に駆け抜けることができます。
目の前の目標なら瞬間的に集中力が高まり、達成できる可能性が高まりますね。

もちろん集中力、体力は必要。
しかし、近場にある小さな目標なら、限られた集中力や体力でもこなせるかもしれません。

とはいえ、集中力を欠いた状態では進むことはできません。
その間の短期間だけでも集中力を高めることで、目標達成できるのです。

4、自信を持つことができる

目標を1つ達成できた自分に、自信を持つことができます。

遠くにある最終目標のみの設定だと、達成できるチャンスも1度のみ。

通常どんなジャンルの物事においても、今までの成功体験が自信に繋がるのが一般的です。

例えば野球なら、今までの素振りをしてきた経験、ピッチングの経験が。
音楽なら、人前で楽器を弾いてきた経験や歌を歌った経験が自信につながり、より大きなことを成し遂げられるようになるんですね。

また、「〇〇ができた」という自信は、他のことをする際にも活かせます。
自信がある人というのは、顔つきを見ればわかるもの。
「自信の表れ」といいますよね。

進学の面接をする際、部活動で試合や発表をする際に、その自信はきっと活かされるでしょう。

目の前の小さな目標を順にこなして、大きな目標を達成しよう

この記事では、小さな目標を達成することが大事な理由について解説してきました。

大事な理由は、主にメンタル面への効果。
目の前にある小さな目標を順番にこなしていくことで、達成感を得られ、モチベーションを維持でき、集中力が高まってきます。

そしてそれらは自信を持つことにつながり、大きな目標を達成できるようになってきます。

「自分は大きな目標があるから小さなことに構っていられない」と考えず、一歩一歩確実に進んでいくように心がけましょう。

この記事が目標達成への助けになっていれば嬉しく思います。

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