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高校受験の合否には学力テストの点数が大事なのは当然ですが、そこに「内申点」が加算され、結果が出るようになっています。
内申点は単純に定期テストの点数が高ければ良くなるわけではなく、普段からの学校生活全体が評価されるのが特徴。
内申点を決めるのに見られているポイントはいくつもあるのですが、今回は「授業態度」など授業面に関するもので「内申点の上げ方」をお伝えしていこうと思います。
もちろん、内申点自体はそれを評価する教師の意向が反映されるものなので、「これをやれば100点満点」という絶対の基準はありません。
ただ、「少なくとも悪い評価にはならない」という項目をお伝えできればと思います。
本記事を参考にして、内申点アップを狙っていってくださいね。
内申点は単純な1項目で評価されている訳ではありません。
文部科学省の取り決めにより様々な項目を総合的に評価して決めているのですが、授業態度は「関心・意欲・態度」などの項目に大きく影響すると考えられています。
(参考資料:文部科学省「学習評価の在り方について」より)
他には「知識・理解」「技能」「思考・判断・表現」などの項目が定められています。
本記事では授業態度を中心に考えていきますが、こうした別項目の存在も知っておく方がいいでしょう。
では内申点にプラスに作用する「授業態度に関する行動」を見ていきましょう。
こうしたことを常にできていると、「この子はやる気があるな」と見えて好評価です。
次は反対に、これはやってはいけない・やらない方がいいという行動を挙げていきます。
基本的に上記プラスの内容の反対になること(周りをキョロキョロ見る、教師が話しているときによそ見するなど)はNGです。
ほかにも、授業の妨害になるような行動(ペンをノックしてカチカチと音を鳴らし続ける、周りの生徒にちょっかいをだす、おしゃべりする、手紙を回す、スマホを触る、お菓子やお弁当を食べるなど)は絶対しないこと。
また、あくび(居眠り)をする、頬杖をついて授業を受けるなど授業をやる気がないという態度も取らないように。
また、もし授業中・授業外を問わず教師に注意を受けた時も、根拠のない言い訳や反論をせず、自分の非を認め謝るようにしてください。
注意したいのは、教師との関係・親密度によっては教師をあだ名などで呼ぶ事がある場合。
これが直接低評価につながるかどうかは微妙なところですが、基本的に目上の人をそうした呼び方にするのはマナー違反。
一定の距離感で、敬意を持って接することを忘れないようにしてくださいね。
この記事では、内申点の上げ方について「授業態度」をメインとして解説してきました。
注意したいのは、「内申点が下がる行動をしていないから上がる」わけではないことです。
内申点は、生徒の学校生活をずっと見て判断されるもの。
何かをしたら即上がるという類のものではないのです。
しかし下げるのは簡単。
授業の邪魔をしたり教師を馬鹿にしたりすると即下がると思って間違いないでしょう。
内申点は「挙手の回数で点数が取れる」などわかりやすい指標があるわけではなく、生徒が主体的な学びの姿勢を持っているかを見られていることを忘れないように。
少しでも高校受験を有利にできるよう、内申点にも気を配っておきましょうね。
参考記事:「我が子もこうなりたい!成績が上がりやすい子どもの特徴7選」
参考記事:「大阪府の内申点の計算方法」