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子育てをしているとわかりますが、子どもって信じられないくらい忘れ物が多いんです。
・毎日持って行ってるものなのに、なぜかまた忘れている・・・
・「今日は学校でどんな事があったの?」と聞いても、忘れている・・・
・学校でもらったプリントは帰ったらすぐ出してと言ったのに忘れている・・・
など、挙げればキリがありません。
自分(大人)だったらそんな事ないのに、と思ったこともあるでしょう。
そこでこの記事では、子どもに忘れ物が多い理由を解説いたします。
また記事の終わりには改善案も提案いたしました。
ぜひ最後までお読みいただければと思います。
まずは子どもに忘れ物が多い理由を3つ挙げていきます。
これ以外にもあると思いますが、本記事ではこの3つを解説していきますね。
また、必ずしもこの理由に当てはまらない子どももいますが、「一般的」という目で見ていただければ幸いです。
子どもは整理整頓が苦手です。
幼児の時に買い与えたおもちゃは箱の中にぐちゃぐちゃに入っていませんか?
箱に入っているならまだマシで、もしかしたらリビングや子ども部屋に散乱しているかもしれません。
小学校へ入学したら勉強机を用意しているご家庭も多いと思います。
この机の上も、よく遊ぶおもちゃやぬいぐるみ、工作した折り紙や段ボールなどで溢れ返っていることでしょう。
自分のスペースがぐちゃぐちゃだと、覚えられるものも覚えられません。
「部屋の乱れは心の乱れ」と言った言葉も耳にするように、ある程度整った状態でないと、大事なことも記憶していられないということになるのです。
子どもは集中力が続かないものです。
何かを始めたと思ったら、5分もしないうちに違うことをしていたり。
とにかく気が散りやすい生き物です。
「学校から帰ったらお母さんにプリントを渡そう」と思っていても、帰宅する頃には「早く遊びに行こう」と違うことを気にしているのです。
子どもは面倒なことや少しでも嫌なことを後回しにするクセがあります。
大人だと、面倒だと思っていても、今それをやらないと後でもっと面倒になるのがわかっていれば嫌々やりますよね。
子どもは「少し未来を考えたら分かること」ができないのです。
後回しにし続けた結果、大事なことを忘れてしまうのは、もはや「あるある」です。
それでは、忘れ物が多い状態を改善するにはどうすると良いでしょうか?
ここでは以下の3つを提案します。
生活習慣を見直しましょう。
睡眠時間、勉強時間、食事の時間など。
特に睡眠は、眠っている間に記憶が整理されるなどの効果があるとされています。
眠気があると物覚えも悪くなります。
また、子どもは大人より平均睡眠時間も長いと言われています。
しっかり眠れるように整えていきましょう。
理由1で述べた通り、整理整頓ができていないと忘れ物も増えていく傾向にあります。
これは何も、実際の「モノ」だけの話ではなく、情報と言った目に見えないものも含みます。
やる事が多かったり(塾や習い事、お手伝いなど)、覚えておく事が多い環境では、ちょっとした物忘れが増えるのも当然です。
その「モノ」や「情報」は子どもにとって本当に必要なのか?を考え、整理していきましょう。
子どもにとって何より嬉しいのは、親から褒められたり親が喜んでくれる事です。
子どもが頑張っていることに親が肯定的な声かけをしてあげると、「もっと頑張ろう」という気持ちになってくれます。
忘れ物をせずにいることも親の喜ぶことの1つですから、キチンとやり遂げてくれたことに対するお礼や声かけをしましょう。
こうしたことが忘れ物を減らすことにつながっていくのです。
忘れ物に限らず、子どもがやっても足らない(不安)なことは、親がついやってあげたくなります。
なぜなら、親にとってその方が楽だからです。
しかし身の回りのことを何でも親がやってあげていると、いわゆる「過保護」という状態になり、将来にわたって子どものためになりません。
過保護が過ぎると、自分では何もできない子に育つかも。
本当に危ないことや大変なことは部分的に手伝ったり、代わりにやってあげることも必要ですが、極力子ども自身がやるようにしていきましょう。
この記事では、子どもに忘れ物が多い理由とその改善案について解説してきました。
子どもが忘れ物をするのは、ある程度仕方のないことです。
とはいえ、実際にやり取りする親御さんからすると嫌な思いをすることも多いですよね。
それでも、親が全部先回りして解決していくのではなく、子ども自身が主体的に改善できるように手伝うようにしてあげてください。
きっと少しずつ良くなってきます。
焦らずじっくり取り組むようにしていきましょう。
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