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子どものうちから読解力は必要なのでしょうか?
結論としては、読解力は絶対必要になる能力です。
もちろん、まだ文字も読めないような幼児の頃に読解力を求めることはできません。
しかし小学校、中学校と学年が上がるにつれ、確実に読解力が必要になってきます。
この記事では子どもにも読解力が必要である理由と、読解力があるとどう有利なのかについて解説いたします。
「そういえば、うちの子はあまり本を読んでないな」
「読解力がなぜ必要なんだろう」
とお考えの保護者様に、ぜひ読んでいただければと思います
早速ですが、読解力がなぜ必要なのかについて。
簡単に言えば、読解力が高いと得をするからです。
読解力が高い人は、情報収集能力が高くなります。
良い情報を早く正確に集められる人は、人生のあらゆる場面において得をするでしょう。
話している相手の伝えたいことや、欲しているもの(ニーズ)を的確に理解できるようになり、会話や交渉がスムーズに行きやすくなります。
そもそも読解力とは、単に「文字を読む能力」とは違います。
文字を読むのが前提として、その内容を自分に活用・利用したり、書いている文字(話している言葉)の奥にある深い考えを察し、議論することができる能力なんです。
こうした能力が必要ないわけがなく、むしろ子どものうちから積極的に高めていきたい能力の1つとも言えます。
関連記事:「子どもの読解力が低下中。読解力を高めるための効果的な対策とは?」
では読解力はどうやって高めればよいのでしょうか。
詳しくは上記の関連記事をお読みいただきたいのですが、一言で言えばやはり活字に触れることでしょう。
国内外の小説やビジネス書、参考書、歴史書などの書籍のほか、子どもが興味の持ちやすい図鑑やマンガ、車や家具などのカタログなども良いと思います。
よくマンガは良くないという意見を目にするかもしれませんが、マンガでも読むことで「何か考えさせられる内容」があれば良いと思います。
マンガの作品やジャンルにもよりますが、登場人物の心の動きや実際に出てくる地名、料理名、慣用句や4文字熟語などの読み方・使い方は、そのシーンに合わせて学べるのでより理解しやすくなるでしょう。
むしろマンガを避けて活字に触れないよりずっと良いと思います。
あらゆるジャンルの活字や文章に総合的に触れることで、読解力は自然と鍛えられていきます。
最初の方でも触れたように、よく勘違いするのは「読解力は文章を読む能力」と思ってしまうこと。
この勘違いをしていると、学校の授業では国語の授業くらいでしか役に立たないと思ってしまうかもしれません。
もちろん、そのようなことはありません。
算数の授業でも理科や社会の授業でも教科書は使いますし、読んだ後に考える力が当然必要になってきます。
これらは、家庭科や音楽の授業などでも同じですよね。
「ただそこに書いてある文字を読んだだけで終わる勉強」などありませんから。
どんな授業にも必要な能力に間違いありません。
また、学校を卒業し、社会に出てからも必要な能力です。
むしろビジネスシーンにおいての方がより必要になるかも。
ビジネスでは取引相手との会話から、相手の心や考えについて知ろうとするのが大事だからです。
良い人生にするために子どものうちから読解力を高め、下地を作っていく方がいいと思いますよ。
この記事では、子どもにも読解力は必要なのか?ということについて解説いたしました。
結論として、子どもにも読解力は必要です。
なぜなら読解力が高いと得をすることが多いからです。
読解力に限らず、あらゆる能力やスキルは今日やって今日身につくものではありません。
ある程度時間をかけて練習することでようやく身になり、活用できるようになります。
そういう意味でも、子どものうちから読解力を養う練習をしておく方がいいと思います。
そうして普段から準備しておけば、いろんな場面で一歩抜きん出た存在になれるはず。
意識して活字に触れるようにして、読解力アップに努めましょう。
参考記事:「子どもが読書好きな理由は「楽しいから」!本が苦手を改善するキッカケをつかもう」
参考記事:「読書をすると身につくのはどんな力?5つの効果を解説します!」