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「うちの子、かなり勉強してる気がするけど、全然伸びてない気がする・・・」そんなお悩みをお持ちの保護者様に、知っていただきたい事があります。
実は勉強しても伸びない子どもには特徴があります。
もちろん絶対ではありませんが、この特徴を持っている子どもだと、少しやり方を変えていく方がいいかもしれません。
今回の記事では「勉強しても伸びない子どもの特徴」ということで、5つの項目をお伝えいたします。
もしこの5項目に当てはまるようであれば、少しずつでも改善していきましょう。
今回解説する「勉強しても伸びにくい子どもの5つの特徴」とは、次のようなものがあります。
これら5つの特徴です。
1つずつ順番に解説いたしますね。
席についてから勉強開始までが長いとはどういうことかと言うと、要するに「勉強をやる」と決めてから実際に動き始めるまでに時間がかかっているということです。
やると決めたら即行動するのがいいのは、勉強に限らず他のことでも同じです。
この理由は2つあり、
1、一度の行動で全てうまくいくわけがない。だからすぐ行動して試行回数を増やそう。
→勉強で例えると「一度学んだだけで全部覚え理解できるわけがない。何度も復習して身につけよう。」
2、やる気になっていない
→意欲がないと身につかない
ということです。
1ですが、何かしら学んでいこうと思うと、何度も取り組んで、中には失敗の経験も経て上達していくことが必要だからです。
「今回解けなかったこの問題、なんでこうなるんだろう?」という疑問から学ぶことで知識が身につき、レベルアップしていきます。
2については、そもそも勉強をやる意思が固まっていない事が挙げられます。
「自分はなぜ勉強するのか?その目的は何か?」
こうした事がはっきりわかっていると、やる気(意欲)が上がり、集中力が高まり、学習のペースや濃度が高まっていくのです。
勉強の内容ではなく時間を目標にしている子どもは伸びにくいと思います。
時間が目標ということは、内容が何であれいずれは達成できるということ。
仮に60分勉強する、という目標だとすると、そのうち30分ボーッとしていたり、今必要でないものを勉強していても60分経てばクリアできるわけです。
また、「今は10分しか時間がないからやらない」「時間がない」などを口癖のように言っているのも良くないですね。
時間が無いなら無いなりに、できることをあらかじめ考えていれば良いわけですよね。
その準備をせず時間を言い訳にしているようでは伸びにくくなるでしょう。
自主的ではなく、親や先生に「やりなさい」と言われてから始めているようではあまり効果が出にくいものです。
勉強に限らず他のことでも同じですが、やる気満々の人とやる気ゼロの人では、明らかに前者の方が成果を得やすいものです。
このタイプの子どもの場合は、まずは自主性を身につけるのが大事。
小さなことからでもいいので、自分で計画を立て、達成する喜びや満足感から成功体験を増やし、自主的に行動できるようにしていきたいですね。
テストの前の時期など、ある一定の時期だけ勉強するタイプは伸びにくいタイプになるでしょう。
一夜漬けなどもこのタイプです。
テスト範囲の広さによってはある程度の点数は獲得できるかもしれませんが、継続的な学習をしていないので知識の定着が弱いままです。
前提となる基礎知識がしっかり身についていないと応用問題を解くことはかなり難しいでしょう。
また、このタイプはやる時とやらない時との差が大きいということ。
なかなかスタートしないので、本記事の最初に解説した「席についてから勉強開始までが長い」とも重なる部分があります。
アウトプット、つまり学んだことを表現する事が少ないと、学習の伸びはあまり良くないと言われています。
よく「覚えたことを人に話すと自分がより理解できる」と言われますが、これは本当です。
自分ではわかっていると思っていたことも、他人に説明すると「ヌケ・モレ」があることに気がつくからです。
その部分をあらためて学び直すことで、より深く理解できていくものです。
テキストや問題集を解き、インプットをたくさんすることは良いのですが、同じようにアウトプットも増やすことを意識していきましょう。
今日学んだことを、親、きょうだい、友達に話すということでも良いと思いますよ。
この記事では、勉強しても伸びない子どもの特徴として5つの項目をお伝えいたしました。
いずれにも共通して言えるのは、「やった気になっていないか」ということです。
勉強机の前に座ってテキストを開き、ある程度時間が経つと、何となくやった気になってしまうもの。
しかし、内容が伴ってない・・・
こういう場合は伸びなくて当然です。
まずは勉強の内容を充実させていくことを考え、取り組んでいきましょう。
この記事が参考になり、お子様のレベルアップにつながっていれば嬉しく思います。
参考記事:「子どもの「なぜ勉強する必要があるの?」という質問の理由と回答例を解説します」
参考記事:「テレビや動画が気になって勉強時間がない!時間を確保する2つの方法」