Blog
子どもの成長において、親からの声かけというのはとても重要です。
親が見てくれている・応援してくれているという安心感が、その後の成長に大きく関係してくるからです。
そこでこの記事では、親から子どもにかけてあげたい代表的な言葉とその理由をご紹介します。
普段から声かけをたくさんしている方も、少し言葉が少ないかなとお悩みの方も、読んでいただければ幸いです。
冒頭でも少し触れましたが、子どもには親からの声かけがとても大事です。
これは子どもの持つ「承認欲求」を満たしてあげられるからです。
子どもに限らず、人は他人から認められたいという欲求を持っています。
自分のやっていることが他人に認められると嬉しくなり、自尊心が満たされて幸せになります。
子どもの場合、最大の理解者となるのは当然ご両親でしょう。
つまり、親からの言葉が子どもの持つ承認欲求を満たし、嬉しい気持ちになれるのです。
これに年齢は関係なく、幼稚園・保育園の時期から欲求を持っていますので、いつも近くにいる親からの声かけがとても大事になってきます。
そんな親からの言葉で、特に大事だと思える言葉は以下の4つです。
親からかけられるこれらの言葉が、子どもにとってとても大事なのです。
親からかけられる言葉で一番大事なものは、やはり「大好きだよ」という言葉でしょう。
【自分のことを好いてくれている】というのが、言葉でも態度でも示されていることが、子どもにとって最大の安心感を得ることにつながります。
子どもはふとした時に不安になったり、まるで世界に一人ぼっちになったような感覚に陥る時があるそうです。
そうした時に、自分の最も身近な存在である親が「大好きだよ」と言ってくれる。
それはとても嬉しいことでしょう。
とはいえ、「大好きだよ」は乳幼児の頃には言ってあげられていても、小・中・高校生と成長するにつれ、なかなか言葉にしにくいかもしれません。
ですが、子どもが不安がっているなと気づいた時に、自信を持って「大好きだよ」と伝えてあげてください。
安心し、満足したら、きっと力強く前に進むことができるようになるでしょう。
「すごいね」というのは、子どもが自信を持てるようになるとても良い言葉です。
子どものことを高い存在だと認め、称賛する言葉だからです。
また、子どもの得た成果を誉める言葉なので、「よし、次も頑張ろう!」という気持ちにつながってきます。
小さい頃、子どもが初めて歩いた時や初めて言葉を話した時など、初めて何かできた時は「すごい!」と喜んだはずです。
子どもは親が喜んでいるのを見て、「もっとやろう!」となるわけです。
親からの「すごい!」という手放しの賞賛は、子どもにとって最高の満足感を得ることになるでしょう。
子どもでも大人でも、何かしたことに対するお礼の言葉「ありがとう」は嬉しいものです。
特に、その人に対してわざわざ時間を割いて(労力を使って)何かしてあげた場合、いくらでも欲しい言葉ですよね。
とはいえ子ども、特に小さな子どもができることは、大人にとって簡単なことが多いでしょう。
しかし、それを頑張ってやってくれたことへのお礼の言葉はとっても大事。
何か小さなことであっても、しれくれた行為への「ありがとう」は、遠慮せずどんどん声かけしてあげましょう。
最後は失敗したことへのフォローの言葉です。
「大丈夫だよ」「ドンマイ!」「何も問題ないよ」などの声かけで、失敗していてもリカバリーできることを伝えてあげましょう。
子どもにとって、失敗とは、「取り返しのつかないこと」のように思いがちです。
性格や周りの環境にもよりますが、一度失敗したら立ち直れないかのように思ってしまうことも。
それを、「失敗なんて何の問題もない。大丈夫だよ。」とフォローしてあげることで、立ち直りが早くなれるでしょう。
また、その後も失敗を恐れず挑戦する人物になってくれることにつながります。
【失敗は成功のもと】という言葉が昔からあるように、ミスしても大丈夫大丈夫と声かけしてあげてください。
歴史に名を残す多くの偉人も、失敗し続けたことで成功を手にしているものですから。
この記事では、親から子どもにかけてあげたい言葉とその理由を4つご紹介いたしました。
共通するのは、いずれの言葉も前向きで、相手を認める言葉だということです。
子どもがやる気を出して積極的に取り組んでいくのか、それともやる気をなくして消極的になるのか。
それは親の言葉次第だと思います。
毎日、前向きな言葉をできるだけ多くかけてあげるようにして、子どもの承認欲求を満たしてあげられるようにしてくださいね。
参考記事:「不登校の子どもに保護者ができる3つのこと」
参考記事:「【自尊心を損なわないように】親が子どもに言ってはいけない3つの言葉」