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兵庫県内の高校を受験するのであれば、兵庫県で採用されている内申点の計算方法を知っておくことは重要です。
この記事では 兵庫県の内申点の計算方法 について解説しています。
兵庫県の高校を志望されている方の参考になれば幸いです。
兵庫県の内申点の計算は、基本的に中学3年生の成績表(通知表)をもとに行われることになります。
主要5教科である、
については成績表についた1〜5の数字の4倍が内申点に加点されます。
また、
といった実技4教科は同じく成績表の1〜5の数字の7.5倍が内申点に加点されます。
つまり、「5教科」+「4教科」の最大値は
5(教科)×5(成績表)×4(倍率)=100点
4(教科)×5(成績表)×7.5(倍率)=150点
100+150=250点
という計算となります。
以上を見ると、「主要5教科より実技4教科のほうが重要なのでは?」と思われるかもしれません。
確かに内申点だけで考えると、ウエイトが大きのは実技4教科のほうです。
しかし、5教科には別途実施される学力検査(入試テストのことです)の成績が合計されます。
学力検査は1教科100点満点で、「5教科の合計×0.5」で計算されます。
つまり満点は250点。
先ほどの内申点の合計と合わせて500点が最高点となります。
主要5教科は内申点+学力検査があるので倍率が低く設定されているんですね。
ということは仮に学力検査が全て満点であっても250点。
もし5教科の成績表がオール1になれば内申点は20点となり、合計では270点しかありません。
ここに実技4教科の内申点を加点したとしても、内申点を多く獲得している他の受験生と比べた場合、かなり不利になると思われます。
もちろん学力検査の5教科全てを満点にすることが難しいのは言うまでもありません。
上記の計算通り、高校受験時の最高得点は500点満点となります。
内訳は「内申点:学力検査=1:1」。
となると、学力以外の内申点が大きなウエイトを占めているのかがお分かりになったかと思います。
テストの点数が良いばかりでは高校受験を成功させられないと言うことを意識して、日々の学校生活を送るべきでしょう。
特に受験生の意識の外になりがちな実技4教科をおろそかにしないようにご注意ください。
兵庫県の内申点の計算において、元になるものは中学3年生の成績表です。
そのため、中学3年生の時にだけ頑張れば内申点をあげることも理論上不可能ではありません。
ただし内申点の計算には学校で行われる定期テストの点数が大きく関係します。
中学1〜2年生の時の勉強や取り組みをおろそかにしていれば、当然3年生の授業を理解するのは難しくなってきます。
普段からの取り組みを大事にしましょう。
ただ逆に言えば、1〜2年生の時にあまり成績が良くなかったとしても、3年生の時に挽回できるチャンスがあるとも言えます。
兵庫県内の高校を受験するのであれば、学習への取り組みが遅くからのスタートであっても大丈夫。
もの凄い頑張りは必要になりますが、諦めずに取り組めば道が開ける可能性もありますね。
この記事では、兵庫県の内申点の計算方法について解説してきました。
要約すると、
ということになります。
挽回できるチャンスがあるとはいえ、中学3年生の時の頑張りだけで1〜2年生の遅れを取り戻すのはかなり難しく、やはり日々の努力が大事です。
希望する学校へ入学するためには内申点をおろそかにせず、勉強以外の部分も意識して学校生活を送るようにしましょう。